ホームステイを成功するための意義

ホームステイの成功の秘訣は、ホームステイを正しく理解することです。

  • ホームステイは滞在者と受け入れ家族の双方にとって異文化学習の場である。
  • ホストファミリーは「宿」ではなく「家」である――文字どおり、ホーム(家)であって、単なる食事付き宿舎ではありません。学生は客ではない
  • 目的は家族との交流――滞在中、学生は家族の一員として扱われ、その家庭のルールや在り方を学ぶと共に、受け入れ家族に自分の育った環境や文化を紹介する機会が与えられる。
  • 思いやりがキーポイント――ホームステイプログラムは基本的にホストのボランティア精神によって支えられています。話し相手や御世話をしてくれる家族の親切を時にはわずらわしいと感じる「勘違いした学生」がいますが、それは間違いです。ホストにとってもリズムの違う人間を受け入れることは大変気の使う疲れる作業であるにもかかわらず、ボランティア精神に基づきホストファミリーをしてくれているのが現実。相手の優しさにこちらも『思いやり』で応えるとスムースに事が進みます。
  • 遠慮はアメリカでは理解されない――ホストは学生が快適に生活できる環境を与えるために可能な努力を行なうことが求められ、学生はホストの生活リズムに適切な配慮をしながらも、与えられた機会を十分にエンジョイすることが大切。配慮しすぎて「遠慮がち」になることは禁物。必要以上に遠慮や無理をすると楽しめない。滞在を十分に楽しみ、多くを学んでくれることが一番の恩返しになる。
  • 自立の練習場――滞在中、学生はその家族の一員として自室の清潔・整理整頓や挨拶など責任ある生活態度が求められます。掃除や洗濯、手伝いなども積極的にやりましょう。
  • いろんな家族がいます――ホストにも「にぎやかな」、「静かな」、「活動的な」、「神経質な」、「おおらかな」などなどいろいろな性格があるし、学生との相性が合うこともあれば、どんなに善良な者同士でも相性が合わないこともあることを承知しておくことが大切。誠意を持って接することで関係をスムースにすることが出来ます。明らかに「問題あり」と認められないかぎりホストを変えることはありません。逆に、ホストが学生を拒否する場合もあり得ます。注意してください。

 

    • ホストファミリーによる待遇の差――多少貧富の差や生活感覚の違いによりホストファミリーの待遇に差が生じることがあります。基本的な要件を満たした家族ばかりですので『良い』『より良い』『大変良い』という差が出るかもしれませんが、プログラムが定めた要件に違反していない限り、『悪い』ホストファミリーという評価でホストを変更したり調整に動くことはありません。
  • 意思表示はハッキリと――学習途中の皆さんにとって下手な英語は恥ずかしいことではありません。でも、「判ってくれるだろう」と勝手に思い込んで黙っていてはホストファミリーも助けようがありません。「言わないと分からない」、つまり「言えばできる限りのことをやってくれる」のがアメリカ社会の特徴です。声が小さければ相手の耳まで届きません。発音を心配せずに大きな声でハッキリと話しかけてみてください。やれば何とかなります

  • その他――学生の英語能力などを考慮し、ホストファミリーに過度の負担がかからないように一家族当たりの滞在学生の数や組み合わせはコーディネーターが行ないます。不足があっても取りあえずは決定に従うことが必要。学生のホスト選択は原則として認められません。

 

留学およびホームステイを「異なるもの(言語や価値観)」を体験学習する機会と捉えるならば、それ相当の覚悟(準備)をもって取り掛かることが望まれます。

目的意識を持って研修に積極的に取り組む生徒にとってばかりでなく、日常生活では目的が見出せないでいる生徒たちの中にも留学や異文化体験などを通して自己を見出すキッカケをつかんだり、目的意識を持ちはじめる若者が極めて多くいるのも事実です。これは、アメリカの国土の広さや人々の気質の違いの他、日本では持ち得ない『外から日本を見つめ直す機会』が与えられる為なのかもしれません。そのような若者達にとってもこの研修は大変価値のある機会となるでしょう。それぞれのレベルで言語学習や文化学習を進めながら、自己発見や自己啓発、見聞拡大を通して地球サイズで物事を考えるステップを踏み続ける皆さんの努力を応援しています。